「さとうきび」「原糖」が
出来るまで
「さとうきび」が出来るまで
大きなものは3メートル以上にも
成長する北大東島のさとうきび。
その一本一本に、雨風に負けず育て上げた
農家の愛情がつまっています。
毎年12月〜3月は、収穫したてのさとうきびを
原糖へと加⼯するため工場はフル稼働。
工場から漂うさとうきびの甘い⾹りに、島中が活気づきます。
1.植え付け作業
2.収穫後の株出管理
3.ブームスプレーヤーによる防⾍防除作業
4.点滴灌漑
5.⼆連カセットによる培⼟
6.ハーベスターによる刈取り
さとうきびから「原糖」が出来るまで
「なんくるないさ」はならんさ〜!品質維持と安定供給
私たちは⾼品質な原糖の安定供給を島の経済の生命線と肝に命じ、
熟練技術者の厳しい⽬によるチェックはもちろん、
制御システムなどを導⼊し⽣産効率の安定化や⼯程の徹底管理を行い、実現しています。
1.さとうきび搬⼊
毎年製糖時期になると、北⼤東島で収穫されたさとうきびが続々と運び込まれてきます。
2.さとうきび品質・糖度の測定
⾼品質の原糖を保つには、さとうきびの徹底した品質管理が必要です。私たちは、農家の⽅に安⼼して⾼品質のさとうきび作りをして頂くことや、安定した所得のため、品質測定システムを実施。「品質取引」によって⽣産者の品質向上努⼒を正当に評価しています。
サンプルの採取
約5kg取り出し、品質取引室に送り出します。
清浄原料の選別
清浄原料とトラッシュを選別します。
しょ汁糖度の測定
近⾚外分光分析計でしょ汁糖度の測定をします。
3.さとうきび(原料)投⼊
精脱葉処理施設へ搬⼊
さとうきびを均⼀に圧搾機へ供給します。
4.ケーンナイフ
さとうきびをカットします。
5.シュレッダー
さとうきびを細裂します。
6.糖汁しぼり
四重圧搾機
さとうきびに含まれている糖汁を最⼤限に得るために、圧搾四台直列に配置した装置。
7.余剰バガス、ケーキ、除去トラッシュ再利⽤
糖分を搾り取った後のさとうきびはバガスとなり、ボイラー燃料の他、堆肥として再利⽤します。
製造された堆肥は、マニュアスプレッターで畑に散布し、⼟づくりに貢献しています。
8.糖汁加熱
ジュースヒーター
糖汁から不純物を取り除くために加熱する装置。
9.清浄汁と沈殿物に分離
クラリファイヤー
加熱した糖汁に⽯灰乳を加え、清浄汁と沈殿物に分離します。
10.サプライタンク
清浄された糖汁(サプライ汁)を⼊れるタンク。
11.糖汁濃縮
効⽤⽸
清浄された糖汁(サプライ汁)を蒸気熱で⽔分を蒸発させ、糖汁を濃縮します。⽐較的低温で蒸気を発⽣させて蒸発させる、⾼効率濃縮設備。
12.シラップタンク
清浄された糖汁(シラップ汁)を⼊れるタンク。
13.濃縮結晶
結晶⽸
濃縮した糖汁(シラップ汁)をさらに濃縮。結晶を造り、煮詰めながら結晶を育晶(⼤きく)します。
14.結晶と糖蜜に分離
⾃動分離機
結晶⽸で育晶された結晶と糖蜜(⺟汁)を全⾃動分離機で分離します。
15.原糖完成
私たちの製品「原糖」の完成です。
原糖は琥珀⾊をしています。
16.原糖出荷
原糖は、船にて本⼟へ出荷します。
17.原糖
原糖は精製糖⼯場で精製され、様々な製品として販売されています。
18.分析室
分析室では、良質な原糖を製造するため、製糖⼯程各部⾨から試料を採取して糖度測定や製品分析等を⾏います。