私たちは、高品質な原糖の安定供給を行うため、生産工程も徹底管理しています。
制御システム導入で、より生産効率・安定性も向上。
しかし、機械に頼るだけでなく、熟練技術者の厳しい目によるチェックも怠っていません。
毎年製糖時期になると、北大東島で収穫されたさとうきびが続々と運び込まれてきます。
高品質の原糖を保つには、さとうきびの徹底した品質管理が必要です。私たちは、農家の方に安心して高品質のさとうきび作りをして頂くことや、安定した所得のため、品質測定システムを実施。「品質取引」によって生産者の品質向上努力を正当に評価しています。

サンプルの採取
約5kg取り出し、品質取引室に送り出します。

清浄原料の選別
清浄原料とトラッシュを選別します。

しょ汁糖度の測定
近赤外分光分析計でしょ汁糖度の測定をします。
精脱葉処理施設へ搬入
さとうきびを均一に圧搾機へ供給します。
ケーンナイフ
さとうきびをカットします。
シュレッダー
さとうきびを細裂します。
四重圧搾機
さとうきびに含まれている糖汁を最大限に得るために、圧搾四台直列に配置した装置。

糖分を搾り取った後のさとうきびはバガスとなり、ボイラー燃料の他、堆肥として再利用します。

製造された堆肥は、マニュアスプレッターで畑に散布し、土づくりに貢献しています。
ジュースヒーター
糖汁から不純物を取り除くために加熱する装置。
クラリファイヤー
加熱した糖汁に石灰乳を加え、清浄汁と沈殿物に分離します。
サプライタンク
清浄された糖汁(サプライ汁)を入れるタンク
効用缶
清浄された糖汁(サプライ汁)を蒸気熱で水分を蒸発させ、糖汁を濃縮します。比較的低温で蒸気を発生させて蒸発させる、高効率濃縮設備。
シラップタンク
清浄された糖汁(シラップ汁)を入れるタンク
結晶缶
濃縮した糖汁(シラップ汁)をさらに濃縮。結晶を造り、煮詰めながら結晶を育晶(大きく)します。
自動分離機
結晶缶で育晶された結晶と糖蜜(母汁)を全自動分離機で分離します。
私たちの製品「原糖」の完成です。
原糖は琥珀色をしています。
原糖は、船にて本土へ出荷します。
原糖は精製糖工場で精製され、様々な製品として販売されています。
分析室では、良質な原糖を製造するため、製糖工程各部門から試料を採取して糖度測定や製品分析等を行います。